2012.04.30 (月)   K2Couple No.0361 

御在所岳
ございしょだけ(三重県・滋賀県)
1,212m
気楽に一般コースでガスガス

コース最大標高差 : 740
コース累積標高差(+) : 885
コース累積標高差(−) : 885
コース沿面距離 : 9.3 km
行動時間 : 10'15"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 奇岩、おばれ岩 

 

 湯の山絵野希望荘 5:00 = 5:05 鈴鹿スカイライン蒼滝橋P(御在所岳裏道登山口)

 蒼滝橋P 5:20 ... 5:40 中道登山口 5:50 ... 6:30 おばれ岩 6:35 ... 6:55 地蔵岩 ... 7:10 キレット ... 7:30 【L1】 7:40 ... 8:20 富士見岩 ...

 8:45 御在所岳 8:50 ... 9:10 裏登山道分岐 【L2】 9:25 ... 9:40 国見峠 ... 11:00 藤内小屋TS 14:55 ... 15:35 蒼滝橋P

 蒼滝橋15:45 = 四日市駅 = 17:25 Marry家 19:40 = 四日市IC/東名阪道・名古屋高速・東海北陸道/白鳥IC =

 22:35 道の駅九頭竜 【車中泊】



 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

 御在所岳の場所


遠征2日目は、御在所岳中道を登ります。

am5に希望荘の駐車場を出て、昨日と同じ蒼滝橋へ。
たっくん達をピックアップするため、裏登山道に下山する訳で。

蒼滝トンネルを抜けて、中道登山口まで車道を登って行きます。

 蒼滝トンネル

ひっそりした山の家周辺の偵察を行い、登山届けを投函して入山する。
すぐに一の谷新道と分かれて、私達は右へ。

はなから掘れた道で歩き辛いですよ。
鹿沼土に似てザラついた感じです。
この道は、雨が降ったら川になっちゃいそうですよね。

 中登山道口 

すぐにミツバツツジやアカヤシオが出てきて、和みの雰囲気が良い。
裏道への連絡道分岐を過ぎて登って行くと、何やら岩っぽくなってきました。

鹿沼土の様な道と岩道を繰り返して、RWの下を通る。
すると、ひょっこり「おばれ岩」に出ました。
何度も写真で見た岩ですが、でっかい。

 花も見頃かな

おばれ岩とは、負ぶわれている岩ということなんだろね。
負われているほうがデカイみたいだけど (^^;

アイスキャンディーみたいだよね、形が ・・・
岩のスキ間を通り抜けたりして、ちょっと遊んでみた。


 絶妙なバランス               ▲ う〜ん
        おばれ岩を潜ってみます              おばれ岩を潜りました              ▲ 命名 ぐちゃぐちゃ岩

 アカヤシオ               ▲ ミツバツツジ
 命名 ジャックナイフ岩            ▲ 命名 ビバーク岩

更に右に行ったり左へ行ったりしながら登ると、このコースのシンボル地蔵岩に着きました。
正面から見るのと横から見るのとでは趣が違うけど、どういう具合に岩が重なってるんやろな。

残念なのは、辺りが真っ白で遠望がないことです。
私の読んだ記録では、振り返ると鎌ヶ岳などが見えると書いてあったけど。
展望は諦めて、岩の造形美とアカヤシオを楽しみながら歩いた。

                           ▲▲ 落っこちそうで落ちない地蔵岩
 ミヤマシキミの花と実            ▲ きょうは一日だめやね

キレットに差し掛かりました
鎖も設置してあるようです。

前を行く親子のお父さんが、声を張り上げていますよ。
気をつけろ〜危ないからな〜。
わかります、その気持ち。

 この下がキレット?

きのうのクライムダウンに比べたら問題なく歩けますが、私は元々怖がりなので以前の私だったらビビりまくる場所ですね。
下を見ると結構急です。

ゆるゆる下りましょう。

 落差は小さい
                                     ▲ キレットの通過

更に登って休憩に良さそうな岩場(七合目付近)で休んでいたら、若い三人組がやってきました。
地元の好青年ですが、一人は初登山とかでバテている様子。
この天候なので、嫌気がさしているのかもしれないね。

群馬から来たと言うと、今ニュースになってる場所ですねと ・・・
ニュース と訊き返したら。
藤岡JCTで観光バスが側壁に衝突して7人が死亡したとか。
え〜っ藤岡JCTで〜 ...ほんとに驚いたよ。

 腹ごしらえ休憩
 優しい色がさらに優しく           ▲ 山頂エリアに着いたようです

三人と別れて僅かで、山頂公園の一角でしょうか富士見岩に到着。
名前からして、富士山が見えるのかも知れない。
富士山は、西から見ても北から見ても形は一緒だよ、きっと。

ここからは平坦な道を歩いて山頂をめざしますね。
ただ、ガスが濃くて少し離れるとおいちゃんの姿が見えなくなります。
視界は10メートル位かも。
おいちゃんが迷子になるといけないので
、離れないように歩きましたwww

 富士見岩展望台

今まで見たことがないような山頂エリアです。
スキー場があって、関連施設があって、池や広場があってレジャー施設満載の山頂です。

至る所に標識が立っていて、案内は行き届いているので迷う心配はない。
道路は舗装だしね (^^;

 山頂公園内の舗装道路

まだ時間が早いせいか、ガスのせいかロープウェーも動いていません。
裏道への分岐を確認して山頂へ行ってこよう。
山の上なのにアスファルト道ですよ。
(何度も言いたくなるし)

スキー場には、まだ雪が残っていました。
レストランアゼリアに着くもまだシャッターが降りたままですよ。
ここの名物カレーも食べてみたかったような。

この天候なので、長者池はパス。

 ご案内タワー
 ふむふむ       ▲ ガスの中からたまに登山者が出て来るし
 最後は石段       ▲ 琵琶湖とか伊勢湾が見渡せるのか〜
 鈴鹿国定公園なのね        滋賀と三重の県境をまたいでみました

こんな天気でも山頂に来る人はボチボチいますね。
自分達もか (^^;

山頂からの素晴らしい展望は、はかない夢と消えるのでありました。
霧に抱かれて静かに眠る 何も見えない御在所にふたり〜
ちぎれた〜あっ愛の〜

帰るよ
証拠写真を撮って山頂をあとにする。
ちぎれた〜

 山頂

三人の青年と途中ですれ違うかと期待して歩いたのですが、会えなかった。
一期一会。

裏道の分岐まで戻って、ゆっくりランチ休憩します。
ここは展望台になっているようで、崖下に落ちないように柵があります。

まだ時間が早いけど、何も見えないので下山しよう。

 ここから下山します

登山道は雪解け水が流れていますよ。
掘れた道を下って行くと国見峠です。

この道が御在所では一番歩き易い初心者向きと書いてあったけど、決して歩き易くないです。
他のコースがメチャ険悪ということでしょうね。

岩々の安らぎのない道が続きます。
越後の牧歌的な草原の道が恋しいよ〜。

 悪路と言わせて

GWだというのに登山客少ない。
きのうは歩いている人が結構見えたのにね。

天候のせい以外の何ものでもないだろう。
今年はこれまでも不順な天候が続いたもんね。
あとは運しかないさ。

きょうは運に見放された。

 国見峠

藤内壁もガスに煙って残念ながら見えません。
それでも、ガスの中から「カイジョ〜」というコールが響いてきます。
本間さんの声に似てたよ。

おいちゃんがたっくんにコールを送ってみたが、届かないようです。
空しく霧に減衰するだけだし。

 藤内沢に向かってタクヤ〜           ▲ だめだこりゃ無理だわ

あとはテン場に帰って、約束の時間まで待つことにしましょう。
昨日合流した場所からは二度目なので、安心して歩けますよ。

兎の耳岩でクライミングをしている人がいたので、暫く見物しますね。
テン場の周りを散策したり、小屋に行って名物犬と遊んだり。
小屋の写真集を見たり、土石流からの復旧物語を聞いたり ・・・

待ち合わせ時間まで3時間もあるので暇を持て余す二人。
ウロウロ&ゴロゴロ
 テン場でダラダラ過ごす
                                            ▲ 山中、閑あり

たっくん達も早く帰ってくるかとも思ったけど ...
あの二人に限ってそんな訳はない。
やっぱり思ったとおり、定刻に下りて来たわ
遊び上手なたっくんです。

さて、荷物を片付けて帰りますよ〜。

 藤内小屋は賑わっていた

それにしても二人の荷物のでっかいこと。
縦走登山でもテン泊装備は大変なのに、金属製のガチャ類ギヤ類が重そうで、しかも今回はロープ3本だしね。

二人を近鉄四日市駅まで送り届けて、今回の目的の一つ sachi さん宅をめざします。
住所ナビをセットするも、2年前の地図data なので辿り着けず

 重て〜

したら公園の向こうから手を振ってくださいました。
窓から公園の桜が見れる素敵な環境ですよね。
いつもブログで拝見していた相棒さんも、素敵な旦那様でした (^^

温泉に入って小奇麗にしてから会いたかったけど、時間が取れず山帰りのボサボサ頭で初対面です。
彼女の美味しい夕食をご馳走になって、すっかり長居してしまいました。
楽しいお話もたくさん、ありがとうございました。

お別れするときには、いつの間にか霧雨が舞っていました。

 大変お世話になりました

翌日は藤原岳に登る予定でしたが、天気予報では四日市は曇時々雨。
雨の山登りは嫌なので、福井県を調べると晴れマークが並んでいますよ。
しかも紫外線注意報まで出てるし。
これは藤原岳を飛ばして、最終予定地荒島岳に行くしかないでしょう。

名古屋の迷路の様な自動車道から東海北陸道を乗り継いで、大野市九頭竜道の駅へ直行。

道の駅で車中泊。
なんと綺麗な星空でしょう。
久しぶりに見る北斗七星が瞬いていました

 福井へGO