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四季倶楽部花の香伊豆高原 8:00 = 8:25 天城高原ゴルフ場P
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ゴルフ場P 8:35 ... 8:50 四辻 8:55 ... 9:50 万二郎岳 10:00 ... 10:15 馬の背 ... 10:20 アセビのトンネル ... 10:30 石楠立 ... |
11:00 万三郎岳(天城山)11:10 ... 11:15 万三郎下分岐点 ... 11:40 涸沢分岐点 ... 【L】 ... 12:50 四辻 13:00 ... 13:20 ゴルフ場P
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ゴルフ場P13:25 = 伊豆スカイライン = 箱根峠 = 御殿場 = 大月 = 八王子 = 17:55 ■
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▲▼ GPS data by KASHMIR 3D
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天城山の場所
この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔) |
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現在、地図の上で天城山脈と記されているのは、東海岸から起って、遠笠山、万次郎岳、万三郎岳、それから天城峠を経て、猿山、十郎左衛
門山、長九郎山と続いて、西海岸に終わっている。
つまり一つを指して天城山と呼ぶ峰はなく、伊豆半島の中央を東西に横切ったこの山脈を眺めて、そのうちのどれであろうと構わず、人はた
だ天城山と呼んでいる。
天城のいいことの一つは、見晴らしである。
煙を吐く大島を初め、伊豆七島がそれぞれの個性のある形で浮かんでいる海が眺められるし、いつも真正面に富士山が大きく立っている。
全く大きい。
天城の写真と言えば、大てい富士山が取り入れられてある。
それくらい天城にとって欠くことのできない背景である。
山の好きな人だったら、富士山の左に遠く南アルプスの山々が連なっているのを見落さないだろう。
深田久弥『日本百名山』より抜粋
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せっかく伊豆まで行くので、天城山にも登りたい。
おいちゃんに頼んで、予定を一日延ばしてもらいました。
食事前に装備の片付けと点検をして、7時半からの朝ごはんを一番乗りでいただきます。
そして8時には出発。
天気予報は晴れのち雨でしたが、朝から山はガスっています。
富士山展望は絶望的です。
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▲ 急ぎ支度でホテルを出る |
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大室山は標高581mの噴火山らしい。
丸い山に見えるが、頂上はすり鉢のように窪んでいて深さ70m、直径300m、周囲1kmの大きな噴火口があるんだって。
伊豆大島や天城連山、富士山や晴れた日は南アルプスも見えるとのこと。
リフトで上がるだけで、登山は禁止。
さて登山口のあるゴルフ場に近づけば、すっかり雲の中です。
整備の行き届いた広い駐車場には、ぽつんと私達の車だけ。
きれいなトイレがありました。
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▲ 古墳のように見える大室山 |
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▲ 登山口駐車場 |
▲ 立派なトイレ付きです |
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雨にならなければいいけど ・・・ 心配してもしょうがないけどね。
登山口の道案内板も素晴らしい出来栄えです。
一応眺めて写真を撮る。
きょうのはらっぱは、おニューのザック背負い初めですよ(^^
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▲ 登山口案内板 ▲ 案内マップ |
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平凡に進んで四辻。
寒いのに汗ばむ変な私、早々と着替え休憩。
万二郎岳ってどこにあんだろ、山影は全く見えず。
沢沿いに登って行きます。
苔のついた岩が沢山あり和風庭園みたいだね。
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▲ 四辻 |
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登山道にはモミジかカエデの落ち葉がいっぱい積もっています。
茶色く枯れたのやまだほんのり赤い色が残っているのもある。
紅葉の時期は綺麗だっただろうな〜。
所々にコアジサイの咲きガラがあったり、稜線ではミツバツツジの蕾があったりするので初夏も良さそうだ。
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▲ 趣のある登山道です |
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▲ ミヤマシキミの蕾 |
▲ ミヤマシキミの赤い実 |
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足元にはミヤマシキミの蕾が沢山あり、赤い実もついています。
頭の上にはアセビの木が繁っていました。
気持ちのよい樹林帯です。
歩き易い緩斜面も万二郎岳に近づくと、急な階段になって辛くなります。
山頂着。
冷たい風が吹いてきましたが、汗をかいたのでシャツを着替えますよ。
何も見えないので、ドリンク休憩をしたら万三郎へ行きましょう。
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▲ 万二郎岳 |
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急な道をどんどん下って行きます。
せっかく登ったのに、もったいないよね。
単独のお兄さんが、ふ〜ふ〜言って辛そうに登ってきました。
辺りはぼんやり霞んで、幻想的と言えば聞こえはいいけどちょっと残念。
幻想的〜 神秘的〜 残念的〜
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▲ アセビの木だらけ |
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言葉少なく馬の背を通過して、アセビのトンネルに突入。
このアセビの道は素晴らしかったよ。
これだけ太い木で沢山並んでいる場所は初めてです。
花の時季には気持ちよく歩ける場所でしょうね。
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▲ 馬の背 |
▲ アセビのトンネル(説明付き) |
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▲ どうだ凄いだろ、このトンネル |
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▲ アセビの掘れ道 |
▲ 石楠立 |
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掘れたアセビの道を感心しながらゆるゆる歩きます。
風避けには最高の道ですが、暑い時期だったらアセビッショリなんて ・・・
馬鹿なことを考えながら、言葉少なく石楠立(はなだて)も通過。
それにしても案内板が素晴らしくきれい。
たまには展望の良さそうな場所があったりしますが、意味ない訳で。
山頂に近づくと、今度は石楠花の木が沢山あり蕾もついています。
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▲ 根っこが露出してるよ |
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▲ 言葉すくな〜にただ歩む |
▲ アマギシャクナゲ |
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合羽を出すほどではないが、少し雨っぽくなってきましたね。
これってミゾレじゃないかい。
あれっ万三郎に着いちゃった
先が見えないっていうのもいいもんだねえ。
ベンチにデジカメを置いてツーショット。
寒くて食べる気もしないし、やることないし。
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▲ 万三郎岳の案内板 |
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▲ 万三郎岳の山頂標識 |
▲ ちょっと下ると万三郎直下分岐点 |
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シャクナゲコースに周回するとピストンより時間がかかるようだけど、もう来ることはないだろうと言うことで賛成多数→周回することに。
直下の分岐点で天城連山縦走コースから外れる。
分岐してから何と延々と続く階段下りでした
それも丸太の間がえぐれていて、歩き辛いったらありゃしない。
足の膝さん、そんな訳なので少し辛抱してくださいね (^^
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▲ 掘れた階段下り |
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▲ ・・・ |
▲ 涸沢分岐点 |
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涸沢分岐点で下りは終わり、あとはトラバースのアップダウン。
それが今度は人が一人やっと通れる位の細いトラバース道が延々と続く。
勘弁してよ〜。
何にも食べてないから腹減ったし。
斜めった木に腰掛けて軽いランチタイムと致します。
誰も来ないね。
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▲ 危ない危ない |
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しばらく前まで通行止めだった登山道。
かなりの急斜面をトラバースしてるので、落ちると結構落ちちゃいそうです。
岩ゴロも数箇所ありましたし、こちらはあまり良い道ではなかったね。
ただ北八ツのような苔むした岩がゴロゴロしているので、身体にいいよきっと、ここの空気は。
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▲ 急斜面だけど癒しの道かな |
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この山には、群馬の山では見かけない木があった。
サルスベリのように木の表面の皮が剥けた裸木が、何本も何本も沢山並んでいたのです。
花のないこの時期、暗くなりがちな森を明るくしてくれた嬉しい木でしたよ。
帰って調べたら、ヒメシャラの木のようでした。
これとは対照的に大きな大きなブナの木もあった。
天城山は低い山だけど、こんな原生林もあるのかと再認識した。
ガスっていればこそ、木や花や苔に気遣いをして歩ける。
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▲ ヒメシャラの大木 |
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▲ 明るい林だった |
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飽きてくる頃に、四辻に帰ってきました。
ホッと一息ベンチで休憩です。
山頂で少し雨っぽかったけど、濡れるほどでもなく無事に念願の百名山に行ってこれて良かった。
こんな悪天候の日なので誰にも会わないかと思いましたが、登りで単独女性、稜線で単独男性に会ったのです。
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▲ 四辻 |
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登る前は、深田さんがこの山を百名山に選定した理由が解りませんでしたが、今回登ってみて天気が悪くても植生の面白さが味わえ、天気が良ければ数倍楽しめるのではないかと感じたのでした。
天気が下り坂なので、少しでも早く家に帰りたくて温泉はなし ・・・
というか毎日3回くらいかな、いっぱいいっぱい入ったし。
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▲ 一台増えていた |