2009.02.01 (日)   K2Couple No.0214 

城峯山
じょうみねさん(埼玉県)
1,038m
再び ミニミニハイキング

コース最大標高差 : 140
コース累積標高差(+) : 275
コース累積標高差(−) : 275
コース距離 : 3.5 km
行動時間 : 2'25"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 城峯山神社に参拝
  9:30 = 吉田町 = 10:45 石間峠P
 石間峠P10:55 ... 11:10 鐘掛城ピストン 11:25 ... 11:45 城峯山 12:00 ... 12:15 天狗岩 【L】 12:40 ... 12:45 城峯山神社 ...
 13:05 林道 ... 13:20 石間峠P
 石間峠P13:25 = 13:45 神川城峯公園 13:50 = 14:00 冬桜の宿神泉 15:15 = 下久保ダム = 15:40

        城峯山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

冬桜の宿 神泉 (¥520)


 久しぶりのお湿りのあと、関東平野は全て晴れマークがつきました (^O^)/
 
 いそいそと沼田の戸神山へ行く事にしましたが、関越の側道を走ると風は強いし北の山が全く見えません。
 榛名山は何とか見えるものの、赤城山さえすっぽりと雪雲に覆われている訳で ・・・
 折角360゜展望の山へ行くのに、何も見えないのではつまらないよね。
 という訳で仕切り直し、一旦家に戻って作戦会議です。

南方面は綺麗に晴れているのでそっちにしょう。
我が家のベランダからも見える城峯山にしよ。
えっ、それって山かい

先週に引き続き、またまた秩父方面に向かいます。
宝登山を横目に吉田町を走る。
奥秩父の山が真白く見える。
和名倉山(白石山)方面の山全体が霧氷で光っています。

 R254藤武橋南から城峯山

道の駅を右折して狭い林道をくねくねと走ると、こんな山の中に家が

明治17年に、自由民権思想で武装した山村の貧しい人々が命を投げ打って蜂起した革命的争乱、秩父事件の舞台である。

キャンプ場への標識を頼りに進みます。
雪もなく凍結もなく、石間峠に着きました。

先客(ワゴン車)1台あり。

 石間峠

雨を降らせた前線が去って冬型の気圧配置、風がゴーゴーと唸っている。
まずは鐘掛城へ挨拶に行ってきましょう。

神流川の北方、西上州に支配権を確立した武田軍は、永禄12年(1569)頃から数回にわたり上武国境(土坂峠、大田部峠等)を越え、秩父地域への侵略を行いました。ここ鐘掛城をはじめ城峯山の物見や周辺の山城(金讃御嶽城、虎ヶ岡城、金尾要害山城、天神山城、高松城、竜ヶ谷城等)が最も活躍した時代です。しかしこれらの山城は、前田・上杉の連合軍によって鉢形城(寄居町)が落城し、その後の豊臣秀吉の天下統一でその存在意義を失い廃城になりました。
                                             環境庁・埼玉県

 城峯山と鐘掛城を分ける標識

木組みの階段を登った所が目的地かと思ったら、一旦下って行きます。
そしてまた階段を登った所が城跡のようです。
山城とは言え、こんな狭い所に本当に作ったのかな。

私達以外にも登っている人がいらっしゃいました(^^)
男性一人と出会いました。

振り返れば、城峯山頂のアンテナがすぐ近くに見えます。

 階段が続きます
          ▲ 鐘掛城跡                 登れば下る                        御荷鉾山
                                          ▲ 群馬県側の展望

寒いし帰ろう。
峠に戻り、今度はきょうの目的地、城峯山に行きましょう。

山頂のアンテナは展望台になっている。
登ります。
ワオ〜 360゜のパノラマです。
手すりには、パノラマ写真付きで山名の説明バッチリです。
しんせつ〜。

ここも風つおいね。

 石間峠 林道ヘアピンの真ん中を行く
 城峯山頂   ▲ 電波塔が展望台になっています        展望台のはらっぱ

山頂標識の前に一等三角点あり。
すかさずタッチ!!

まず眼に飛び込んできたのは、やはり両神山です。
近い=大きい。
雲取山や武甲山や関東平野も見えます。

遠くのビル群は埼玉新都心だろうか?

 一等三角点               ▲ 両神山


 何と言っても、我が隊にとって一番は群馬県側の眺めです。
 ランドマーク前橋の県庁が茶色で分かりやすい(^^
 そして、御荷鉾山、赤久縄山 ・・・ 右に榛名山、赤城はやっと裾野が出てきた。
 袈裟丸山や男体山も見えます。
 緑の水を湛えているのは、下久保ダムが堰き止めた神流湖です。
 我が家はあの辺だ〜。

                                   ▲ 神流湖と周辺の山

私達のすぐ後に、ご夫婦がみえました。
おせっかいして、ツーショット写真を撮ってあげました。
この旦那さんは奥武蔵方面の山に詳しいようで、一人ではしゃいでいます。
奥様は ・・・ 無言

展望を楽しんだら城峯神社へ下ります。
すぐ下に見えている。

 中継塔から城峯山神社
ここだけ何気に山道っぽいね
    



  山栗のイガイガがいっぱい落ちている。
  でも中はみんなカラッポです。
  動物が食べるんかな?

 山頂からポコポコ下り       ▲ イガイガ

城峯神社中宮で分岐して、天狗岩へ寄り道します。
小さい岩場に祠がひとつ鎮座。

痩せ尾根に沿って様子を見に行くと、天狗岩の先へも道が続いていました。

 天狗岩へ 城峯神社中宮 日本武尊          ▲ 城峯神社中宮 日本武尊
 氷柱              ▲ 天狗岩てっぺん

小さい岩場に祠がひとつ鎮座。
痩せ尾根に沿って様子を見に行くと、天狗岩の先へも道が続いていました。

風の当たらない場所で、ゆっくりランチ休憩です。
木の間から城峯山頂が見えます。
武甲山も見えます。
呑気な昼下がり。

 天狗岩から城峯山

分岐まで戻って、神社に下ります。

こんな山奥にある神社とは思えない程立派な社殿でした。
社殿正面には「将門」と大書きされた扁額が掲げられている。
城峯山神社は平将門を祀っているらしい。
将門伝説も色濃く残っていると言う。

道中を考えると、簡単にはお参りできない神社ですけどね。

 城峯山神社本殿

神社のすぐ下には、キャンプ場施設がある。
その脇の参道は、立派な杉並木の参道です。
立派過ぎです。

ここからは林道をてくてく歩いて、石間峠に戻りますね (^^

 城峯山神社参道                ▲ 石間峠


 帰りは群馬側に、峠から北の道を下ります。
 途中までは来るときの道より幅も広く走り易い道だった。
 ところが、城峰公園方面に曲がった途端に道が細くなります。

 道路に落石がゴロゴロ転がっていました。
 夕べの雨と今朝の地震で落ちたのだろうか?
 道路封鎖されている。
 すり抜けて振り返えって見ると「路面凍結のため進入禁止」って書いてあった。
 確かに、凍結したら怖い道だ。

城峯公園に寄り道してみます。
何年ぶりの訪問だろ。
こんなんだっけ?

はらっぱの頼りない記憶に振り回されながらも、ようやく冬桜の宿に辿り着いた。
と言うか、諦めて走っていたらあった 

 城峯公園では、まだ冬桜が咲いていた
 冬桜の宿 神泉                ▲ 冬桜

汗はかかなかったけど、一応汗を流してくつろぎタイムです。
今日は一日中風が強く、露天風呂も寒いでしゅ。
風呂上りの休憩所は、勝手気ままな貸切状態でした^^

下久保ダムを渡って群馬県入り。
いつものお店でお刺身を買って、家路につくのでありました。

 下久保ダム(神流湖)