2008.11.01 (土)  K2Couple No.0209 

大峰山
おおみねやま(群馬県)
1,255m クリックで拡大
雨上がリの尾根歩きで紅葉狩りです

コース最大標高差 : 386
コース累積標高差(+) : 455
コース累積標高差(−) : 455
コース距離 : 6.7 km
行動時間 : 4'35"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 大峰沼は静かに、そして神秘的たたずまい

  9:20 = 高崎IC/関越道/月夜野IC = 10:25 見晴荘登山口P

 登山口P 10:45 ... 11:25 大峰沼 11:35 ... 11:50 大沼越 12:00 ... 12:40 キレット ... 中継塔 ... 13:00 大峰山 13:15 ...

 13:25 中継塔 ... 14:00 吾妻耶山分岐 ... 14:10 大峰沼 【L】 14:55 ... 15:10 古沼 ... 15:20 登山口P

 登山口P15:30 = 15:50 上牧温泉 17:00 = 月夜野IC/関越道/高崎IC = 18:05


     大峰山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

上牧温泉 風和の湯(¥500)


 谷川連峰の南、旧月夜野町と旧新治村の境に位置する大峰山は標高1255m.。
 麓から望む姿はあまりさえないが、神秘的な大峰沼や、谷川の前山としての眺望など、素晴らしい魅力を持った山である。
 上越国境稜線にも近いが、比較的天候にも恵まれる。
 ただ、冬季の積雪は多く、雪解けは4月の中旬ころとなる。
 山頂直下に水をたたえる大峰沼には、珍しい植物が多く、大きな浮島が浮かんでいる。
 この大峰沼のほとりを彩るレンゲツツジが咲き出す初夏のころからハイカーの訪れも多くなる。
 また、大峰湖畔ではバンガローやテントでのキャンプ生活を楽しめる。
 なお、大峰沼の東南にある古沼は、モリアオガエルの樹上産卵で有名。
 この大峰山へのハイキングコースは朝早く歩き始め、林間の小鳥のさえずりを楽しみたいコースでもある。
 山頂にはテレビの中継アンテナがあり、やや目ざわりに感じられるのは残念。
                                      上毛新聞社『群馬の山歩き130選』より



 明日の方が天気が良さそうだし、風邪を引いているので今日は休養日と思っていた。
 朝食用にホットケーキを焼いていたら、のんびり起きてきたおいちゃんが「紅葉を見に行こう」 だってさ ・・・ いきなり。
 大峰山は山ヒルが生息する嫌らしい山なので、秋に行こうと決めていた山だから許すことにします。

 という訳で、慌ててホットケーキと荷物を詰め込んで出かけることに。
 で〜超超遅い出発。
 私的には明日皇海山に行きたかったんだけどね (^^

高崎は晴れていたのに、関越道に乗ると谷川方面は雲がかかっている。
嫌な予感。

子持山にが掛かって、赤城高原では雨が落ちてきた。
南は晴れているので、陽は射している変な天気です。
ゴホゴホはらっぱは余り気乗りしないようですが、とりあえず登山口までとか言って車を走らせる。

月夜野でも雨は降っている、嫌だな〜。
登山口駐車場にはトイレもあり、先客が一台。

▲ 見晴荘の上の駐車場

風邪をこじらせるといけないから、車で留守番してる?
どれくらいで帰ってくるの?
3時間くらいかな。
・・・。
ゴホゴホ咳をしながら、根性で山支度をするはらっぱです。

K2隊+REIREIは合羽を着て出発します。
今日は無理しないからね。

▲ 林道アプローチ

傘をさして林道を緩やかに登ります。
道端の木々はまだなんとか黄葉が残っているが、陽が射していないのでイマイチパッとしません。

大峰沼キャンプ場に近づくと、中年のカップルがビニール袋に茸を入れて帰ってきた。
本日の遭遇者はこの二人だけだった。

▲ バンガローも朽ちかけています
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キャンプ場は見るからに立派な施設ですが、現在は放置されている。
ジュンサイの葉を敷き詰めた沼の中ほどに、国内最大らしい浮島が見える。
周りを取り囲む木々の紅葉も絶妙です。

沼に着いたら、大峰山まで行こうと言い出すおいちゃん。
それにしても、天気悪いなあ〜。

 大峰沼の浮島
                           ▲ この紅葉が見たかったのよ

大峰沼畔の道を辿り、形を変える沼の景色を楽しみます。
そして沼から離れ、急な丸太の階段を登る。
林間のせいか、雨は小降りに。

稜線(大沼越)に出ると、反対は湯宿温泉からの道だった。
群馬サイクルスポーツセンターはすぐ下にあります。
樹間から見下ろす大峰沼は大分小さくなった。

 大沼越をめざして急登する

ここからは気持ちの良い稜線漫歩、落ち葉の道は大好き。
ときどき雲が切れて暖かい陽が差します。

光を反射して燃え上がる紅葉 ・・・
でも、すぐ翳る。

 紅葉が映えます
                              ▲ 落ち葉を踏みしめて

月夜野側から蒸気機関車の汽笛が響いてきます。
D51だろうか。
新幹線上毛高原駅にD51-745が飾ってあった。

左遠くにはスキー場が見える。
何処だろ?

 すんばらしぃ              ▲ キレイやね〜
      ピカリ♪さんの真似ですよ                       紅葉の尾根歩きはフカフカの落ち葉の道

                                  ▲ 大峰山

青空が広がってきたような。

キレットの手前で、大峰山が前方に姿を現します。
そしてキレットの急降下と登り返しをしなければなりません。

 下り始めは慎重に

長〜い階段を下りて、また階段を登るようになってました。
しっかりとした立派な階段ですが。

ほんとに長いねえこれ

            ▲▲ 以前はクサリを頼りに下ったが、今は長〜い階段を下る(写真に納まらないでしゅ)

再び緩やかな尾根の遊び歩きになり、そろそろお腹も空いてきた。

最初の電波塔を過ぎると、大峰沼への分岐に出る。
ここから大峰山頂までは、いくつかの電波塔が建ち並んでいます。
このアンテナ群が電波社会を支えている。

木の間から右後ろに赤城山がシルエットになって見えます。

 最初の電波塔

喜んだのも束の間、山頂手前でにわかにガスが出てきます。
また雨が降ってきた。

鉄骨二階建ての展望台らしきものがありますが、何も見えそうにないのでカッパだけ着てスルーします。

山頂に到着。
簡単な標識と三角点はあるけど ・・・
全然山頂という感じではありませんよ。

 ガックリくる大峰山頂上

午後から回復するという天気予報も、ここでは通用しません。
やっぱり明日の方が良かったじゃん ・・・

そろそろ引き返す時間ですから、吾妻耶山は楽しみに取っておくことに。
辺りは真白なので、電波塔の分岐まで戻り大峰沼に下山します。
大峰沼でお昼にしよう。

ジグザグに下る急斜面も嬉しい紅葉です。

 急斜面をジグザグに下る

下りるにつれて、また少しずつ明るくなってきた。
変な天気!!

わぉ〜
上牧方面にくっきりと虹です。
今日これで二度目だよん。
きっと何かいいことあるぞ〜〜。

 大峰沼に下る斜面も紅葉真っ只中でした
                           ▲ 雨が上がって嬉しいレインボー
下りながら地図を見ていたおいちゃんは、いきなりスッテン
持っていた傘の先が折れ曲がってしまいました(^^;

ちなみにREIREIと私はセーフ。
でも ・・・ ズボンの裾が泥んこ汚れです。

 いいねえ
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誰もいない沼に戻ってベンチに食料を広げる。
見上げる空は真っ青の秋晴れです。
開放的なそして静かな時間がゆっくりと流れたのでした。
カラマツの枯葉が午後の陽を浴びて、雪のように降りそそぐ光景。

 大峰沼ベンチで会心のランチ休憩  紅葉とカップラーメンの豚さん

途中で、モリアオガエルの樹上産卵地で有名な古沼に寄り道です。
その後は競争で下る。
三連休だというのに、登山者のいない静かな静かなお山でした。

車で上牧温泉に移動中、赤城山や上州武尊山が見えました。
武尊の山頂は雪を冠って白くなっています。
夕べは雪が降ったようですね。

名前は知っていたがまだ未体験の上牧温泉風和の湯に寄り、暗くなった関越道を帰ってきました。
極細の三日月と一番星にずっと見守られて ・・・

 上州武尊山