1999.09.04〜05 (土日)   K2Couple No.0006 

平ヶ岳
ひらがたけ(群馬県・新潟県)
2,140m
TUWV卒業30周年OB山行 第2弾
憧れの平ヶ岳山頂湿原

コース最大標高差 : 880
コース累積標高差(+) : 960
コース累積標高差(−) : 960
コース距離 : 8.7 km
行動時間 : 8'45"
* 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
* 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 平ケ岳山頂湿原から越後駒、中ノ岳
 
  10:10 = 高崎IC/関越道/六日町IC = 12:00 上越新幹線浦佐駅(昼食会)14:00 = 14:30 伝之助小屋 【泊】

 伝之助小屋 4:00 《送迎バス》 5:30 中ノ岐林道登山口

 登山口 5:45 ... 6:30 【BF】 6:45 ... 9:00 姫池湿原 ... 9:50 平ヶ岳 【L】 10:45 ... 12:00 玉子石 ... 14:30 登山口

 中ノ岐林道登山口 14:50 《送迎バス》 16:00 伝之助小屋解散 = 六日町IC/関越道/高崎IC = 19:15


  平ヶ岳の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

伝之助小屋 (¥10,000)


 平ヶ岳は、日本百名山を志した最初から私の念頭にあった。
 あまり人に知られていないが、十分にその資格がある。
 第一、利根源流地域の最高峰である。
 利根上流の範囲をもっと広くとっても、二千百米を越す山は、平ケ岳と至仏山と武尊山しかない。
 あとはたいてい二千米未満である。
 第二、その独自の山容。
 長く平らな頂上は甚だ個性的である。
 遠くから望んでも一と目でわかる。
 苗場山も平らではあるが、少し傾いている。
 平ケ岳はほとんど水平である。
 会津駒から、燧から、至仏から、武尊から、この平らな頂上を眺めて、私はいつかその上に立ちたいと願っていた。
 しかし、それはあまりに遠すぎた。

                                           深田久弥『日本百名山』より抜粋



【参加者】 8期 10人 拓哉、おぎゃ、美恵子、小笠原、前田、濱、あっこ、三日月、水上、相原
9期 11人 健一、千代子、井形勢、桃谷、石野、片野、原田、高瀬、ムツ子、熊谷Q、富川

ICHO高崎で待ち合わせて、高瀬君の車に便乗する。
随分と久しぶりの再会です。
睦っちゃんは、車中で息子のサッカーの事を喋りっぱなしだった。

浦佐駅で、水上君以外全員が顔をそろえ、しきりになつかしがる。
駅前のレストランに入り、とにかくにぎやかな昼食会になります。
ビールを飲んで、そのまま宴会が始まりそうな勢いであった。

 伝之助小屋の前で

銀山平では、船着場付近の散策をするが、少々暇をもてあます面々です。
小屋の裏庭で円陣を組んで、また缶ビール一本宴会に突入。

そうこうしているうちに、湯之谷村で掘ったという漬物ダルのような温泉に、全員そろってバスで行くことになった。
狭い風呂でギャ〜ギャ〜、学生時代を通り越して子供に戻ります。

夕食後は寝るまで、部屋で山の歌の合唱を交えて昔話に花を咲かせる。
10時就寝。 

 小屋裏の空き地で自然発生した缶ビール宴会風景              ▲ 夕食後の団欒

  そして翌日

快晴。
3:30起床。4:00出発。

民宿から繰り出すバスはキャラバンを組んで中ノ岐に入り、1時間半ももまれて大騒ぎしているうちに、登山口に到着した。
ラジオ体操で身体をほぐす。
はなから急登で汗をしぼられます。
皇太子様のおかげで、この道ができたらしい。

登りきると、天上の楽園を思わせる草原と池塘が出現します。
懐かしいな〜、初めて、思い出したぁ ・・・ それぞれに感慨深そうだった。
TUWV二年の時の夏合宿で集中地だった、平ケ岳のすばらしさに酔う。

 姫ノ池分岐付近の木道で
                  ゆったりした平ヶ岳                                  尾瀬の燧ヶ岳を望む 

TUWVの時に、頂上を目前にホエーブス事故があって撤退した因縁の山。
当事者は、なお更に感慨が深いだろう。

途中の水場で一息入れ、栂の廊下を通って平が岳山頂に立つ。
天気に恵まれ、穏やかな山上を散策する。

景鶴、燧ケ岳、会津駒が見える。
至仏は運悪くガスの中だ。
とにかく気持ちいいっちゃ。

 山頂のケンチヨ

頂上は果てしなくまっ平らだ。
北側には越後三山がカッコいい。

荒沢岳、中ノ岳の奥は八海山、兎の稜線が巻機山に伸びている。
昔はあそこを歩いたなあ。
皆んなでいつまでも若き日を懐かしがります。

約束の時間までに下山しないと、バスに置いてかれるぞ。
ゆっくりするはずの昼食は時間がなくなり、急いでラーメン、くだもの、おにぎり、漬物、コーヒー、ぶどうにみかん・・・食べきれないよ〜。

 木道の上でお昼です

帰る途中で、玉子石まで足を伸ばします。

桃谷君(幹事)の事前のガイダンスよりもハードな山行で、下りではヨレヨレになり壊れかかった。
現役の頃は、鷹ノ巣清四郎小屋からトレランモードでピストンできたのに。
彼を信じてしまった自分も皆んなも馬鹿だった、ばかばか。

迎えのバスでは、配給のビールが格別うまい。

 奇岩、玉子石に寄る


 takuyaが帰り道に温泉に寄ろうと熱心に誘っていたが、皆んな帰りを急いでいて冷たく無視して解散してしまった。
 また逢えるよ。
 きっとそのうち ・・・