2011.04.02 (土)   K2Couple No.0311 

閼伽流山
あかるさん(長野県)
1,028m
孫たちを送り届けに佐久の低山

コース最大標高差 : 240
コース累積標高差(+) : 250
コース累積標高差(−) : 250
コース沿面距離 : 3.3 km
行動時間 : 2'30"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 仙人ヶ岳山頂で

  9:40 = 藤岡IC/上信越道/佐久平SIC = 10:50 明泉寺P

 明泉寺11:00 ... 11:35 観音堂 11:45 ... 11:55 仙人ヶ岳・御野立所 【L】 12:35 ... 12:50 観音堂 13:05 ... 13:30 明泉寺P

 明泉寺13:40 = 13:55 佐久長男家 【誕生会】 17:55 = 佐久平SIC/上信越道/藤岡IC = 18:50


   閼伽流山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


きょうは、孫達を長野の家に送り届ける約束になっています。
まあ、賑やかな一週間でしたよ(^^
楽しかったとも言えるかな。

孫たちを連れて、途中で山歩きをしてから行くことにする。
軽井沢ICを過ぎて長い八風山トンネルを抜けると、佐久平PAの手前に閼伽流山トンネルがある。
そのトンネルの上に乗っかっている山です。

 上信越道閼伽流山トンネル


佐久平SICで下りて佐久市岩村田に行きますが、孫たちは自分の家の近くだと言うことに気が付くはずもありません(^^;
目標は明泉寺。
岩壁が見えてきましたが、余り目立たない地味な山ですよ。

寺の専用駐車場に車を停めますね。
畑にいたおじさんに声掛けしました。

閼伽流山の「閼伽」とは、仏に供える水とか清らかな水が流れるの意味だそうです。

 閼伽流山が見えた

寺の下が一丁目です。
一丁ごとに石塔が建っている。
きょうは十二丁目にある仙人ヶ岳まで行く予定です。

石段を上ってお寺に参拝、クロッカスの花が綺麗に咲いていました。
池には大きな鯉が泳いでいるし。
お寺の若奥さん(?)にご挨拶。

 明泉寺参道の階段
                             ▲ 明泉寺の庭に咲いていたクロッカス

車でも充分通れる広いコンクリート道を、二丁目から十丁目まで確認しながら進みます。
おいちゃんには気の毒な杉の木がいっぱいあります。

道の山側には大きな石があり、登ったりふざけたりしながら余裕です。
枯れ木を拾って杖にするよ。

 やっぱり杉林なんだよな〜
 幸せを運ぶ青い鳥の羽根             ▲ 五丁目だったかな
 七丁目の車止め              ▲ 崖が出てきた

七丁目はちょっとした広場になっていて、車止めのゲートがある。
すり抜けて進むと、左上に絶壁の岩肌が見えてきます。

おじいちゃん あそこを登るんだよね。
まさか。

閼伽流城趾登山口の標識が立っています。
荒れていて、歩けるような状態ではありません。

 閼伽流城趾登山口

暫く進むと、おっ鐘楼(十一丁目)が見えてきました。

みんなで鐘撞いて行こうね。
子供達が代わる代わる鐘を撞くと、良い音色が響き渡りました。

そして閼伽の謂れの水が、正面の大絶壁の途中から滲みだして流れ落ちています。

 明泉寺鐘楼
 行きますよ〜                 ▲ ん?

それぞれの鐘の響きに満足して、次は観音堂で安全祈願です。
そして、裏に廻りますね。

まだ雪の塊が残っています。

 観音堂にお参り               ▲ そのまんま

ここから上は、大石がゴロゴロした上に落ち葉が被さった急坂になります。
それほど危険もないので好きにさせますが、ふざけるので危ない。

私がPURP君を、おいちゃんがBLUE君の手を取りながら登ります。
ちゃんと真面目に歩くから手を離してくれだって ・・・
ふざけないでゆっくり登りなよ。

 崖の間の急登
                             落ちないでよ〜 ゆっくりね〜

最後は右が切れ落ちたトラバースになり、子供心に危険を察知。
一人ずつ手をつないで、ゆっくりゆっくり登ります。

一歩一歩慎重に進むと、僅かで十二丁目の仙人ヶ岳に着きました。
やった〜終わり?
そう山頂だよ。

安心して気が抜けたのか、二人共ヘたり込んでしまった(^^

 最後のトラバース
 着いたぞ〜          ▲ 御野立所に着いてヘナヘナ

ここは、昭和天皇がまだ摂政の宮時代に来られた場所のようです。

展望所から右前方に薄っすらと八ヶ岳が見えていました。
上信越道の八風山トンネルの入口もはっきり見えます。

 八風山トンネル

すぐ下には町並みが並んでいます。

高いね。
危ないから、絶対に端っこに寄ったら駄目だよ。

 うひゃ〜たけ〜

メシだぞ〜!
好きなだけ食ってくれ〜。

お湯を沸かして準備に取り掛かる。
コンビニのお握りとパンとミニカップラーメンです。
美味しいね。
やっぱり山に来て良かった。

 子供なりに至福のとき
 お結びにパンにラーメン           ▲ やった〜ブタ6匹もいる

さてと、帰るじょ。
下りは危ないからちゃんと手をつないで。
特にBLUE君は無鉄砲なので、おいちゃんがロープで確保。
ん?何で縛るの?

上のPURP君は私と手を繋いで下りました。
性格って、こういう場面になるとよく分りますね。

 気を引き締めて下りにかかる
 うわっ怖いよ〜            ▲ AOI君は紐付き

無事に下山できたので、BLUE君もめでたく釈放となった。

観音堂にお礼参りをして ・・・
子供たちは、またまた鐘を撞きに登っていきます。
「ゴ〜ン」「ゴ〜ン」

熔結凝灰岩の岩は高さ40mあり、垂直にそそり立つ様子は迫力満点。
途中に張り付いた氷が解けて、ポタポタと雫が落ちていた。
その岩壁の下には、ずらりと数え切れないほどの石仏が並んでいる。
三百数十あると言う百体観音。

 ずらりと並んだ石仏
 楽チンな道だね           ▲ ハ〜イ♪手を洗って〜

帰りはまた遊び歩きでポコポコと ・・・ へっくしょん
車に戻って、余った水で手を洗う。

子供の帰りを待つ長男家に急ぎましょう。
浅間山が大きくなれば間もなくです。

パラダスキー場辺りで土地勘が働いたらしく、あっここ知ってる。
もうすぐ僕ん家だよ。

 浅間の下が僕たちの家

きょうは、3番目の孫CRIM君♂の誕生日。
ご馳走とケーキを求めて、お嫁さんと買出しに出かけます。

ささやかな夕食のテーブルを賑々しく囲んで楽しい。
暗くなる前にさようならです。
簡単な山でしたが、孫達と一緒で楽しい山登りができました。

学校始まったら、がんばってね

 この絵、入賞したんだよ